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noteに「論文翻訳」筋膜の可塑性 - 新たな神経生物学的説明(第1部)の記事をアップしました。

Masashi Sasaki

2025年3月10日

「論文翻訳」筋膜の可塑性 - 新たな神経生物学的説明(第1部)

noteに以下の内容の記事をアップしました。

冒頭をご紹介いたしますので、ご興味ある方は下記のリンクよりご覧ください。

https://note.com/masashi_sasaki/n/n331d1d093679?sub_rt=share_pw


概要

筋膜マニピュレーション(手技療法)では、施術者の手の下で組織の即時リリース(解放)を感じることがよくあります。これまで、この現象は主に筋膜の機械的特性によるものとされてきました。しかし、研究によると、筋膜の恒久的な粘弾性変形を引き起こすには、より強い力または長時間の持続的な負荷が必要であることが示されています。


一方で、筋膜には機械受容器(メカノレセプター)が豊富に存在し、手技による圧刺激に反応することが分かっています。これらの感覚受容体の刺激によって、交感神経のトーン(緊張度)の低下や局所的な組織の粘性変化が生じる可能性があります。さらに、筋膜には平滑筋細胞が存在し、筋膜の自律的な収縮に関与していることも発見されました。


これらの知見から、筋膜と自律神経系が密接に関連していることが示唆されます。したがって、筋膜療法の実践者は、従来の機械的視点にとどまらず、神経系の自己調整機能を考慮するべきだと考えられます。



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